離婚するなら、不動産の名義変更をしたい

2018/09/03

今住んでいる家に、離婚後もそのまま住み続けたい。

でも、家の名義は夫だ。

 

そんな時、夫から私に名義を変更したい、と思う方は多いのですが、名義変更、はどうすれば可能になるのか。

 

まずは、住宅ローンが残っているか、ゼロなのか、でだいぶ話は違ってきます。

ローンがなければ離婚の財産分与という形をとり、登記をすれば夫名義から変更することは可能ですが、30代、40代の方の場合、ローンは完済している、という状況は少ないですよね。

 

住宅ローンは「契約者本人がその家に住み続ける」というのが前提になるので、夫が組んだ住宅ローンで妻が住み続ける場合は、ローンの借り換えをしなければいけません。

とは言っても、借り換えをするということは、妻も夫並みの収入がなければ銀行の審査に通りません。

専業主婦やパート勤務などの場合は、正直難しいと思っていた方がいいでしょう。

 

では、妻が住み続けるが、不動産名義も住宅ローン名義も夫のままとし、住宅ローンも夫が支払う、とすれば良い?!

これ、妻側にとっては都合が良く見えますが、実は一番危険な方法です。

離婚の時の話し合いでは、子供が成人するまでは払い続ける、慰謝料の代わりに払い続けるなど、公正証書にまで書いて約束するかもしれませんが、実際は滞納するケースが多いのです。

約束はしたものの、本人は住みもしないのに、毎月数十万円を何十年にもわたって支払い続けるのは非常に困難です。モチベーションの低下はもちろん、新しい家庭ができてしまえば物理的にも滞納の可能性は高くなります。

 

滞納が続くと競売にかけられ、知らないうちにあっという間に追い出される羽目になる、というとんでもない事態にならないとも限りません。

将来のこともきちんと見据えて、この家をどうするか、を見極めなければいけませんね。